写真前列左から：Prof. Jun Okuda (Aachen), Prof. Andrij Pich (Aachen), Prof. Maria Fyta (Aachen), Prof. Takashi Hayashi (Osaka), Prof. Ulrich Schwaneberg (Aachen), Dr. Mio Kondo (Osaka), Dr. Yu-I Hsu (Osaka),
後列左から：Prof. Michiya Matsusaki (Osaka), Prof. Mamoru Tobusu (Osaka), Prof. Sonja Herres-Pawlis (Aachen), Prof. Kosuke Honda (Osaka), Dr. Koji Oohora (Osaka), Dr. Shunsuke Kato (Osaka)

大阪大学工学研究科応用化学専攻の林高史教授をPIとする「触媒概念の融合に基づく分子設計と持続可能な物質変換・材料開発」(Unified catalysis concepts from molecular design to sustainable chemicals and materials (UniCAT))​のプロジェクトが2022年度の科研費国際先導研究（KAKENHI-“International Leading Research”）に採択され、2023年3月31日にアーヘン工科大学においてキックオフが実施されました。同プロジェクトでは2022年から7年間にわたり、若手研究者を長期・短期で派遣しながら国際共同研究を進めます。

KAKENHI-“International Leading Research”は2022年に導入された新しい事業で、国内のトップレベルの研究者集団が国際的な学術ネットワークにおいて主導的な役割を果たし、国際的に卓越した研究成果を発出するとともに、当該研究分野の国際化と学術的進展を目指すものです。

林教授をPIとする化学と生物工学の研究者から成るグループは、2010年より実施してきた日独共同大学院での共同研究・人材育成を礎に、今回のプロジェクト「触媒概念の融合に基づく分子設計と持続可能な物質変換・材料開発」を立ち上げました。アーヘン工科大学の日独共同大学院事業からProf. Ulrich Schwaneberg（the Institute of Biotechnology）及びProf. Sonja Herres-Pawlis が、今回の国際先導研究では林教授とともにプロジェクトを牽引します。日独の触媒化学、生物工学をリードする両大学の研究グループによる協働による革新的な触媒の開発と新しい分野の構築と成果発信に大きな期待が寄せられています。